そもそも、慢性的な疲れというのは、短距離を走った直後の息が切れるような急性的な疲れとは違います。急性的な疲れは一筋縄ではいきません。
慢性な疲れの原因は、運動不足による新陳代謝の低下により血液や水分の循環が悪くなることによる影響が大きいと言われています。また、デスクワークなどの身体活動が少ない方、同じ姿勢や無理をした動作を繰り返すことによる筋肉の緊張感「こり」によって、疲労感や不調を訴えることも少なくありません。これ疲れをゴロゴロと寝て休むことで回復させようとしても、本質的な回復にはつながらないでしょう。
休み明けの出勤日や、長期休み長期休み明けの仕事始めにだるいと感じる方が多いと思いますが、その感覚は間違っていません。疲れが取れていないんだ!と単純に解釈してしまうと、さらに活動量を減らすようなことになってしまい、ますます悪循環になってしまいます。
慢性的な疲れを解消できるのか?ズバリ‼運動です。歩行は座位や立位より運動強度の高い運動です。エレベーターやエスカレーターではなく階段で移動するように心がけたり、車で移動ではなく歩きにしてみたり生活の中で運動量をあげるための機会は沢山あります。
こうした適度な身体活動を行うことで体内の循環器の動きを促進し、こわばった筋肉が緩ますことで慢性的な疲労感を軽減する事が期待できます。
その際、循環器のめぐりを良くするために、水分補給をいつもより意識するとよいでしょう。