ギックリ腰と言うと、すぐに腰の骨がどうかなってしまったことをイメージしますが、主なきっかけは背中の筋肉・筋膜の損傷です。とくに、腰に力が入らずへなへなと座り込んでしまうようなしょうじょの場合は、いわゆる肉離れが生じている可能性が高いです。しかし、この時にむりをしたり、発症を繰り返したりすると、二次的に髄核板や髄核関節などの炎症を招き、さらに髄核が飛び出して神経を圧迫する、椎間板ヘルニアを引き起こしてしまうこともあるます。
若い人や普段から身体を鍛えているアスリートでも、激しいスポーツ時にギックリ腰になることがあります。一方、いつもと変わらない動作なのに、なぜギックリ腰が突然起こるのかと言うと筋肉が緊張していたり疲労が溜まったりしているからです。
自分では意識していなくても筋肉疲労は毎日起こっており、睡眠や運動、栄養などで回復をしています。しかし、運動負担や悪い姿勢の連続といった腰への負担が続くと、回復スピードが追いつかず、ある日突然キャパオーバーになるのです。
通常、ギックリ腰になった2~3日後は、湿布や保冷効果のあるもので冷やしある程度痛みが軽減されてきたら、温めるのが良いとされています。入浴もタイミングで行って良いと言われていますあ、一番良い判断法は自分の感覚です。
不快と思ったら入浴は控え、湯温は自分が一番心地よいと思う温度に調整してください。一般的にはお湯の温度は38℃ほどが良いとされています。
くしゃみの速度は時速320キロ以上と言われており、体には物理的に物凄い負担が掛かっています。くしゃみは突然出るものなので未然に防ぐ事は難しいのですが、「出そう」と感じた時は背筋を伸ばすだけでも違ってきます。
くしゃみが数回にわたって続くと、ギックリ腰だけではなく、肋骨などを骨折する場合もあります。腰痛持ちの人は、くしゃみでさらに痛みがひどくなる場合もあるので、普段から気をつけることが大切です。