高血糖とは、血液中のブドウ糖が高くなった状態で血糖値を下げるインスリンの作用が不足することによって起こります。
血糖値が高くなると「170mg/dl以上」、身体は血液中に過剰になった糖を尿とともに排出しようとします。血糖値がさらに高くなると、喉が乾く・尿が多くなり・頻回になる・脱力感・疲労感・体重減少などの高血糖「脱水」症状が現れます。
高血糖を放っておくと、糖尿病昏睡という状態に陥り、命にかかわる危険な状態になる恐れもあります。
高血糖は、過食・経口血糖降下薬 または、インスリンが足りない、インスリン注射の中断や感染症や手術後、ストレスなどが原因となる事が多いです。
また、薬による副作用として高血糖を引き起こす可能性もあります。例えば、高カロリー輸液・ステロイド薬・オランザピン・「ジプレキサ」やクエチアピン「セロクエル」などの抗精神病薬が挙げられます。
ステロイド薬の主な生物はグルココルチコイド「糖質コルチコイド」で、インスリン桔抗ホルモンでもあるため、肝臓でたん白質を糖に変換するのを妨げたり、インスリン感受性を低下させて末梢組織での糖利用を妨げる働きを持つため、高血糖な症状を引き起こします。